数年前にアーユルヴェーダを学び始めてから、料理のジャンルを問わず、調理油にはほぼ「ココナッツオイル」を使っています。寒い時期には、真っ白な塊だったココナッツオイルが、あるとき気づけば透明サラサラな液体に——。暮らしの中で、「初夏」(暑くなるぞ!)の訪れを実感する一コマ(笑)。
今回は、そんなココナッツオイルの風味が食欲をくすぐる、ある日本の伝統食材をアクセントに用いた〝和リランカカレー〟(ちょっぴり和風のスリランカカレー)のご紹介です。
簡単に手早く完成するので、突発的な「カレー食べたい!」欲を満たすお助けメニューとしても。

まずは効能をチェック(アーユルヴェーダ・薬膳)
- 気温がどんどん上がるこれからの夏場は、アーユルヴェーダでいう「ドーシャ(生命エネルギー)」のバランスが乱れやすい季節。ココナッツオイルには、激化しやすい気質を鎮静させ、心身のバランスを穏やかにする働きがあります。
- 春に旨みを溜めた青梗菜は、「血」と「気」の流れをスムーズにしてくれます。同じく、巡り食材の玉ねぎと合わせれば、ストレスケアもより効果的に。
- タケノコには優れた消化促進作用のほか、かつお節との組み合わせで脳活効果もアップ!
- 「肝」に効くターメリックと、古くから胃腸薬としても重宝されてきたクミンは、いずれも「気」を巡らせ、「血」を浄化してくれる、心身の〝お守り〟的スパイス。
材料(2〜3人前)
- 玉ねぎ…1/2個
- 青梗菜…ひと株
- タケノコ水煮…100g
- かつお節…ひとつまみ
- カレー粉…小さじ1
- ターメリック…小さじ1/2
- クミンパウダー…小さじ1/2
- ココナッツミルク…400ml
- 塩麹…大さじ2
- ブラックペパー…少々
- ココナッツオイル…少々
作り方
① 鍋にココナッツオイルをひき、中火で薄くスライスした玉ねぎを炒め、透き通ってきたら、食べやすいサイズにカットした青梗菜とタケノコを加えて軽く炒める。
② ①にかつお節、カレー粉、ターメリック、クミンパウダーを入れて混ぜたら、ココナッツミルクを加えて弱火で5分ほど煮込み、火を止め、塩麹とブラックペパーで調味して出来上がり。(ごはんにもパンにも合います)
※カレーの表面にふった赤い粉はパプリカパウダーです。ほんのり甘い風味がプラスされるので、お好みでぜひ。
ポイント
- <作り方①>の最初に、ココナッツオイルでクミンシード少々を軽く炒め、香り立たせてから野菜を加えると、より本格的な味わいに。
- 今回のうま味調味料は、かつお節!お好みで、ひとつまみずつ増量してください。
- これからの季節には、パプリカ、トマト、ズッキーニ、きゅうり、南瓜などの夏野菜(&シーフードを入れても美味しい)を使って、旬の味わいをお楽しみあれ。
ウェルネス料理研究家 lee
菜食だった祖母の、旬の食材を活かした滋味深い郷土料理を食べて育つ。妊娠期を通して〝食養生〟の大切さを実感し、「和漢薬膳師」の資格を取得。以後、薬膳 × 発酵 × アーユルヴェーダなどのホリスティックなエッセンスを取り入れた〝口福(こうふく)ごはん〟をSNSで紹介し、人気を集めている。大手食品メーカーのレシピ開発や商品アドバイザーも務める。「クックパッド」レシピ総閲覧数100万PV超、料理SNS「Snapdish」リボン付きユーザー。ゆるベジタリアン&ゆるオーガニックライフ / 4才娘の母
