【四季のウェルネス料理帖】ビーツとリンゴの発酵クレーム

まだまだ肌寒い日が続きますが、暦の上では立春を過ぎ、吸い込む空気に、なんとなく春の「和やかさ」を感じる今日この頃。温かな春の日差しをイメージするだけで、ちょっぴり心が緩みます。

みなさん、冬場の寒さで、心身がこわばっていませんか?

今回ご紹介するのは、栄養豊富な〝巡り食材〟を、ヘルシーな「発酵クレーム」でオメカシした、「春色(ピンク)サラダ」。これから春にかけて、揺らぎやすくなる心身のバランスを整えてくれる嬉しい効果も。簡単おしゃれな一品なので、おもてなしにもピッタリです。

まずは効能をチェック

  • 鉄分が豊富なビーツは、「血」に栄養を与え、浄化してくれるほか、体内の水分バランスを整え、「気」の巡りを良くする働きも。
  • リンゴには、春にかけて揺らぎやすくなる心の状態(不安や焦り)を穏やかにする、ヒーリング作用があります。
  • 胡桃は、冬場に弱った「腎」のパワーを補い、脳活や腸活にも効果があるので、日々積極的に頂きたい食材(※カロリーが高めなので、1日10粒まで)。

材料(3〜4人分)

  • ビーツの水煮…250g
  • リンゴ…1/4個
  • こうじ甘酒…大さじ1
  • 白みそ…大さじ1
  • 塩…少々
  • レモン果汁…少々
  • 胡桃…2〜3粒

作り方

①ビーツとリンゴは一口大にカットし、ボウルに入れて、レモン果汁少々を回しかける。

②こうじ甘酒と白みそをよく混ぜて、「発酵クレーム」を作り、①に絡める。

③塩少々で調味し、砕いた胡桃をトッピングしたら出来上がり。


ポイント

  • 塩少々→塩麹少々に代えると尚よろし。「トリプル発酵パワー」で栄養価もアップ!
  • ビーツを扱うときには、服装に注意しましょう(※白い服はNG)

ウェルネス料理研究家 lee

菜食だった祖母の、旬の食材を活かした滋味深い郷土料理を食べて育つ。妊娠期を通して〝食養生〟の大切さを実感し、「和漢薬膳師」の資格を取得。以後、薬膳 × 発酵 × アーユルヴェーダなどのホリスティックなエッセンスを取り入れた〝口福(こうふく)ごはん〟をSNSで紹介し、人気を集めている。大手食品メーカーのレシピ開発や商品アドバイザーも務める。「クックパッド」レシピ総閲覧数100万PV超、料理SNS「Snapdish」リボン付きユーザー。ゆるベジタリアン&ゆるオーガニックライフ / 4才娘の母

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